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南原清隆さんの非公式ブログです

フィギュアのお話

突然だが、僕はフィギュアを集めている。いや、集め始めたと言った方が適切かもしれない。なにせ家にあるフィギュアは未だ十数体ほどだからだ。

何故フィギュアを集めるの。そう言われてもフィギュアが欲しいからとしか言えない。パチンコやってる人間になんで右手ガチャガチャ回してんのって聞いてるようなものですよそれ。

しかし現状、フィギュア収集はオタク界の中ですらあまり良い趣味であると思われていない(これは深夜アニメの流行によるオタクを名乗るハードルの低下が原因の一端を担っていたりするのだが、ここでは割愛する)。これはきついオタクときつくないオタク、つまりライトオタクを分けるボーダーラインにフィギュアの所有が挙げられていたりすることからも分かるだろう。

何故「フィギュアはちょっと…」と、思われてしまうのか。今回はライトなオタクが考えるフィギュア購入へのハードルを考察していこうと思う。




【フィギュアの魅力】
フィギュアが前述のように思われるのは、単純にフィギュアの魅力に気づいていないだけかもしれないので改めてフィギュアの魅力を語ろうと思う。

現実に浮かび上がる理想像。

フィギュアの魅力はこの一言に尽きるのではないかと思う。例えば僕の場合は保登心愛(CV:佐倉綾音)が理想のお嫁さんであり、ママであり、姉であり、妹であり、娘であるわけだが、

(参考画像)

これが現実、つまり僕達の目の前に出てくるワケだが、そしたら超嬉しくない? 少なくとも僕は嬉しい。{でもココアちゃんのフィギュアってまだ無いんだよネ(2016年1/23日現在)}



・ハードルその1:値段
フィギュアは欲しいけど高くて買えないぽよ〜という人もいるかもしれない。というかフィギュア購入を躊躇う原因の114514%がコレではないのかと僕は思う。僕の友達にそういう人が何人かいるのだが、まあ確かに高い。

上のフィギュアは僕の好きなアニメ「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」というアニメに出てくるプラーミャ様のフィギュアであるが、1万円を軽くオーバーしている。今Amazonで調べたら1万と9000円しているしなんだこいつ。
これ一体買うならオナホールを沢山買った方がアド取れるのではと考える人が出てくるのも納得である。

そんな人にお勧めしたいのがねんどろいどシリーズである

上のフィギュアはつい最近発売された、ねんどろいどチノちゃんである。可愛い。
このねんどろいどシリーズ。お値段は5000円ほど。上のプラーミャ様と比べると半額であり、しかも可動式である。周辺サプライも豊富であり、首のすげ替えも可能でキャラの無限の魅力を引き出すことができる奇跡のシリーズだ。
他に安価な可動式フィギュアにfigmaが挙げられたりするが、これは初心者にはあまりお勧めできない。動かせる関節が多く、また各関節の動きが人間のそれと異なるためポージングが非常に難しい。何の知識も無く買ってしまい、自分の思ったポーズをとらせられずにそのまま放置……なんてことにならないように、先ずはねんどろいどで勉強をするべきだ。
非可動式で安いフィギュアも存在する。ゲーセンの景品として置かれている、所謂プライズフィギュアだ。
あれはかなり安いので初心者にはかなりおすすめである。最近のは造形も良く、色ムラがない上に、よほどの人気作でない限りAmazonなどで1000円程で買えたりする。
プライズフィギュアを眺めて「この〇〇ちゃんの表情なんか違うな」とか、「〇〇ちゃんのパンツの色塗り雑だな」とか思い始めたら、それがステップアップの時期。高級フィギュアの代表格である「アルター」や、「ボークス」等から発売されているフィギュアに手を出してみよう。



ハードルその2:場所
フィギュア買っても置く場所が無いぽよ〜という人がいるかもしれない。大きいフィギュアが欲しい場合、これは諦めよう。何かをどかして場所を取り、そこにフィギュアを置くのだ。ちなみにアルター等で販売されているフィギュアの大体が1/8スケールである。これは読者が考えている3倍くらいは大きいので覚悟をして欲しい。
小さいのはないの?という人は上で挙げたねんどろいどを買おう。これは手のひらに乗るほどの大きさなので置く場所には困らないはずだ。





ハードルその3:プレミア価格
フィギュア収集で引っかかる一番大きなハードルがこれだろう。
フィギュアはいかんせんニッチな層を狙っているため販売期間が短く、再販もしない可能性が高い。人気作になると元値が9000円であったのに現在の価格が30000円オーバーということも珍しくない。
これはどうするか。諦めましょう。
秋葉原や中野のショップに行けばたまに安い物が掘り出せたりするのだが、そこまでフィギュアに情熱をかけるオタクは最初からフィギュアを買っていると思う。




【フィギュアのここがダメ】


これまではフィギュアの良い例を紹介してきたが、以下にフィギュアの悪い点を紹介していく。


悪いところ1:掃除が面倒
これがマジで面倒臭い。大体1週間くらいでフィギュアに埃が積もり始める。僕はエアーブラシを使って埃を取り除いているが、細かいパーツは飛んでいってしまったりしてかなり面倒だ。


悪いところ2:箱が邪魔
フィギュアの箱はとにかくでかい。Amazonダンボールくらいは大きいのではと思う。


上の画像は僕のフィギュアの箱の棚だ。もう一度言うが、箱の為の棚である。意味がわからない。ここにフィギュアを置きたいのだが、そうするとフィギュアの箱はどこに置くのって話が始まる。
例えば中古フィギュアの業界だと、箱の有る無しで値段が相当変わってくるため捨てるわけにもいかず、しかし箱は邪魔。うーんって感じだ。


悪いところその3:誰も部屋に入れられない
これに尽きる。部屋にフィギュア置いてあったら誰だってキモいと思う。僕も思う。


如何であっただろうか。フィギュアに興味はあるんだけど、でもイマイチ一歩踏み出せない。そんな貴方の背中を押す記事を、僕は書けただろうか。